切削加工は熱や剛性による影響も

切削加工では、熱および剛性による影響も視野に入れておく必要があります。その理由の中には、切削加工は機械の稼働により温度が上昇してしまう、これにより加工の際の発熱による影響で工作物そのものが熱変形することがあるなどが挙げられます。材料となる樹脂や金属などの中でも樹脂の場合は、温度が上昇する膨張する特性があるため熱変形が生じない温度を維持させなければなりません。加工そのもの時間が長くなると、機械の発熱により工作物の温度も上がってきて熱変形の可能性も高くなります。

工具および工作物の剛性は加工精度への影響を与える要因の一つ、剛性は物体そのものの形の変化に対する弾性であり曲げ・ねじりなどの対して歪まない性質を意味するものです。切削加工で、物体に力が加わるときに変形に対して反発しようとする力が剛性ですから工作物が割れることもありますし、仕上がり制度に大きな影響を与えることもあるなど配慮が欠かせません。とくに、ミクロ単位の加工を行うときには寸法が変わってしまうなど不良品を発生させるリスクを伴います。モノづくりの中では製造されたものをそのままの状態で出荷するのではなく、工場内での目視検査や寸法検査を実施することになるわけですが、小さな変形や寸法違いなどは意外と見落としやすく不良品の流出などの問題も出て来ますので、熱や剛性による影響を考慮して出荷前の検査フローを見直しするなどもモノづくりの中で重要です。

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